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『魔法のおふだをバトンタッチ』

クルミ森のおはなし④
『魔法のおふだをバトンタッチ』

末吉暁子作  多田治良絵 
2010年 ゴブリン書房刊 小学2・3年生向け

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コータが三年生になった春、おじいちゃんの同窓会が、クルミ森のそばでありました。

お父さんの運転で、家族みんなで出かけました。

コータは魔法のおふだの力で、クルミッコたちに再会。

ひきがえるのヘータローの結婚式に出席するのですが、何と、花嫁がオオタカにさらわれて・・・。

いよいよ、不思議な少年カズのお話も解き明かされる、最終回です。

ペンギンのあきこちゃん

2011年3月22日

東日本の大地震が起きた3月11日の昼前、私は、下関の水族館「海響館」にいました。

ここには、世界一の規模を誇るペンギン村があります。

この日は広島に移動することになっていたのですが、ここはぜひ見ておきたいと思って、飛び込みました。

ペンギンのあきこちゃん



薄暗いスロープを地下に下りていくと・・・ガラスで覆われた広大なペンギン村が出現します。

どのくらい広いかって言うと、ペンギン達の頭上を超スピードでアジサシが飛び交っても、壁に激突しないくらい;;

そして深い!

壁に沿って下りていくとトンネルがあり、頭上をペンギン達が悠々と泳いで行きます。

壁に張り付いてみていると、ペンギンのほうもおねだりするように寄ってきて、しばしのにらめっこ。

そうです。

ペンギン達は、とても好奇心が強く人懐っこいのです。


係員の話によると、ここにいるペンギンは、キングペンギン・岩飛びペンギン・マカロニペンギン・ジェンツーーペンギンの4種類。

一番いたずら好きなのが、ジェンツーペンギンだそうな。

さっそく1頭のペンギンが、遊び道具として置かれたおもちゃをつつきにやってきました。

「今、やってきたのは、ジェンツーペンギンのあきこちゃん!」

係員のお姉さんは言いました。

う~む! あきこちゃん、おりこうそう!

いつまで見ていても飽きないペンギン達に後ろ髪を惹かれるように、下関を後にしました。


しかし、広島で待っていたのは、大震災のニュース・・・・。

後で知ったのですが、東北にあった水族館も停電で、魚たちは壊滅状態だとか;;

阪神淡路の地震の時も、水族館の魚たちは全滅しました。

もちろん、人命救助が最優先されるべきですし、災害時に犠牲になるのは、水族館の魚だけではないでしょう。

今回の地震でも、犬や猫たちはどうしたかしらと気になります。

しかし、電気の供給が止まっただけで、即生命線を切られてしまう水族館のあり方は何とかならないかと切に思います。


写真は、そんなことも知らずに、元気いっぱい遊びまわる、海饗館のペンギン達。

残念ながら、あきこちゃんとのツーショットは撮れませんでした;;

#3・11

『あたらしいおともだち』

ざわざわ森のがんこちゃん
『あたらしいおともだち』

末吉暁子・作 武田美穂・絵  
1997年 講談社・刊
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ある日、ざわざわ森に引っ越してきた恐竜のがんこちゃん一家。

おじさんギャグの得意なお父さんと、パワーあふれるお母さん。

それに、元気いっぱいの女の子の、がんこちゃん。

ちょうど、ざわざわ森の小学校では、新学期が始まるところ。

がんこちゃんも一年生になります。

さあ、どんなお友達や先生に会えるでしょう。

世田谷文学賞の授賞式

2011年3月19日


世田谷区内では停電がなくなったとのことで、交通の乱れなどの心配はなくなりました。

しかし、世田谷といっても広いので、私のところから、電車に乗って文学館まで行こうと思えば、2度も3度も電車を乗り換えなくてはなりません。

環八で行けば、まっすぐ1本です。

ということで、かんりびと・アッシー君に送迎をお願いしました。

いえ、自分で運転していってもいいんですがね、ちょうど今、世田谷文学館では、「いせひでこ展」をやっていますから・・・。


いせさん、まだお子様たちが小さいころ、いっしょにわが家に遊びにいらしたこともありますし・・・。

あれから、ン十年、いせさんご自身はちっともお変わりにならないけれど、お仕事のほうは、ひたすらまっすぐご自分の道を歩んでこられた方の、実績と自信とで輝きを放っていました。


世田谷文学賞の授賞式のあとは、童話部門の入賞者の皆様や、岩崎京子先生とご一緒にお見えになったKさんたちとお話する機会があり、楽しいひとときでした。


文学館の館長である仏文学者の菅野昭正先生には、私が駆け出し編集者だったころ、「世界の名詩集」の中の「ヴェルレーヌ」詩集の解説をお願いしたことがあります。

でも、お目にかかったのは、ほんの1度か2度。それも、もう40年近く前のことです。

ひょんなことから、私がそのことを明かすと、今日、お目にかかった折には、なつかしそうに話しかけてくださいました。

私の当時の旧姓まで覚えておられたのには、舌を巻きました。

な、なんという記憶力!

自分だって、めったに旧姓なんか思い出すこともないというのに;;


#3・11

『夕やけこやけでブランコおばけ』

シルカ小学校のブキミともだちシリーズ⑤
『夕やけこやけでブランコおばけ』

末吉暁子・作 原ゆたか・絵
偕成社・刊

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ようこそシルカ小学校へ!

シルカ小学校のブキミともだち… 

ちょっと恐くて、やっぱりまぬけな学校おばけたちと、元気なチビっこたちとのゆかいなやり取りがおもしろい。

今回出てくるおばけは……、


ろうかのかみなが姫

校庭のブランコおばけ

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おとしものいれのえんぴつおばけニビー

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プロフィール

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Author:catonbooks
児童文学作家 末吉暁子の世界へようこそ!
旧公式HP「末吉暁子童話マップ」(01~16年)等をもとに、毎日ちょびっとずつ公開。暁子さんの日記などは大体そのまま掲載しております。
猫とファンタジーを愛した作家の部屋へ、どうぞお立ち寄りくださいね~☆byりさ(更新者)

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